人生に変化を起こす
2025年07月04日 12:38
上の写真は、知床流氷ウォーク体験(2018年2月)
自分の人生に変化を起こしたいのなら、今すぐ「自分のしたいことをする!」と決めることが大切です。でも、この「したいこと」って、実はかなり曲者なんです。なぜなら、頭で考えている「したいこと」と、心や体が本当に求めている「したいこと」には、大きなズレがあるからです。
頭で考えている「したいこと」は、どこか終わりがなく、際限なく続いてしまうことが少なくありません。それは、「人から認められたい」「他人よりも楽しんでいると思われたい」といった自己顕示欲が紛れ込んでいるからかもしれません。
一方で、心や体が本当に求めている「したいこと」は、もっと単純なものです。それは、子どもの頃に「本当はやりたかったけれど、諦めてしまったこと」や、「もう大人だから無理だと決めつけて、封じ込めてきた欲求」だったりします。
では、なぜ「したいこと」をすると人生に変化を起こすことができるのでしょうか。
それは、自分に嘘をついていることから解放されるからです。
私たちは、もしかしたらこれまで、何らかの理由で「やりたかったけれどできなかったこと」を抱えてきたかもしれません。子どもの頃にできなかったこと、欲しいものがあったけれど恥ずかしくて手を出せなかったこと、そんな思いが心の奥底に眠っていることもあるでしょう。しかし、これらの「やりたいのにやれない」という思いが、私たちの人生に制限をかけ、時には周りの人まで巻き込んでしまうことがあります。
例えば、「やりたいのにやれない」という思いを持ち続けていると、それができている人に対して妬みや、嫉妬の感情が生まれてしまうことがあります。そして、出来ない自分に対して卑屈になってしまうということも出てきます。もし結婚して子どもがいるとしたら、子どもが楽しそうに自分のしたいように楽しんでいる姿を見て、つい水を差すようなことを言って、子どもの楽しさを奪ってしまうことにもなりかねないのです。それが、家族関係までギクシャクさせてしまうことにも繋がってしまう可能性があります。
これでは、自分に嘘をつきながら生活しているようなものなので、決して人生は楽しいものではありません。
だからこそ、自分のしたいことをするというのは、自分に嘘をついていることから解放されるのことなのです。
「自分のしたいこと」は何でもいいのです。行ってみたいところがあれば行けばいいし、子どもの頃に集めたかったものを集めてもいいし、ずっと欲しかったものを買ってもいいのです。その時には、お金よりも自分の気持ちを優先することです。そして、長期的な視点をもってゆっくりと行うことです。そうすれば、一度にどれくらいの費用がかかるのかが見えてくるので、お金の心配も減っていきます。
私の場合は、子どもの頃に読んだ本の中の流氷の記述が気になっていたので、ずっと流氷を見たいと思っていました。仕事を辞め、大阪から東京への引っ越しを控えている状況にもかかわらず、思い切って北海道まで見に行きました。この先何年か働いて定年して落ち着いてから行くことも考えたのですが、地球温暖化で流氷が見れなくなるかもしれないという思いもあったので、「今行こう」と決断して行きました。それが正解でした。長年の思いが叶ったことで、心が広がったというか自分を縛っていた制限が取れた感じがしました。その他には、ずっと行きたかったTHE ALFEEのライブには、抽選で当たれば年に何回か行っています。物欲はあまりないのですが、自分が着たい服を買ったり、食べたいものを食べたりと、純粋に「したいこと」をしています。
このように「したいこと」を続けているとある時、自分の中に余裕が生まれてきているのを感じました。そして、自分の人生に変化が起こっていることも実感しました。
自分の人生に変化を起こすことは、何も「気合を入れてがむしゃらに頑張る」「静かに瞑想にふける」など特別なことをしなくても、自分の「したいこと」を、ただ素直にするだけで人生が変わっていくと実感しました。
だからこそ、私はこれからも、自分の気持ちに嘘をつかず、本当に「したいこと」をやり続けていきたいと思います。
あなたも、自分の中に眠っている本当に「したいこと」をすることによって、自分の人生に変化を起こしてみませんか?
信暁(2025年7月3日)