とどまる、感じる、ひらく

自分の存在

2025年09月19日 17:46

自分の存在とはいったい何だろう。 

 

ときどき、自分自身が存在していないような感じがするときがある。 

そんなとき自分はどこにいるのだろう。 

 

自然の中で秋を感じる風や、土の匂いに包まれると 

自分の存在が色濃くなる。 

赤とんぼが飛んでいるとき 

私もそこにいると感じられる。 

 

一方で、大勢の人の中に居ると 

自分の存在がぼやけてしまう。 

 

ただ、静かな気持ちでいたいときは 

この存在の薄さが、心地よいものに感じられる。 

 

けれども、自分が居ないように扱われると 

いたたまれない気持ちが湧き上がってくる。 

自分が遠くにいるようにも感じる。 

「自分もここにいるぞ~」と叫びたくなる。 

 

そんなとき、誰かと目が合って自分の気持ちに寄り添ってもらえると 

自分がここにいる感覚が蘇ってくる。 

自分の落ち着きを取り戻す。 

 

存在とは 

そこにあること、いること。 

 

自分が落ち着いているとき、 

そこに自分はいる、存在している。 

 

自分が落ち着いていないとき 

そこに自分はいない、存在していない。 

 

自分が落ち着いているとき、 

呼吸が深く、リラックスして 

鳥のさえずり、誰かの声が優しく届く。 

 

そんなとき、私は「ここにいる」と感じる。 

 

それは、自分が「安心・安全」の場所にいるから。 

 

だから私は 

「安心・安全」の場所にいるとき 

「ここにいる」と感じる。 

 

自分の存在とはいったい何だろう。 

 

自然の匂いに包まれたときに蘇るもの 

誰かと目が合って心地よさと共に戻ってくるもの 

 

だから、私はそれと共にある。 

「安心・安全」の場所で。 

 

あなたは、どんな時に自分の存在を感じますか? 

 

信暁(2025年9月19日)