とどまる、感じる、ひらく

今の自分に掛けがえのない歌

2024年11月25日 11:56

 皆さんは、歌に対する思い入れはありますか?

 私は、昔からTHE ALFEEのファンなので、彼らの歌には思い入れがあります。過去には、元気を出したいときには「SWEAT and TEARS」、好きな女性に告白するときは「恋人たちのペイヴメント」、失恋したときは「MY TRUTH」というように、そのときどきでよく聞く曲がありました。これらの曲を聞くと、今でもそのときの感覚が蘇り、誰に言うわけでもないのに、恥ずかしくなったりもします。


 50代になった最近では、2つの曲「友よ人生を語る前に」と「The 2nd Life―第二の人生―」に思い入れがあります。この2つの歌詞から、自分の人生を見つめ直すきっかけが生まれ、これからの自分の希望にも繋がりました。


 まず、「友よ人生を語る前に」の歌から感じたことは、桜井さんの語り口調が自分の心に響き、「人生は語るものじゃなく、いろいろあってもそれを感じながら精一杯生きていればいい」ということ。そして、「夢半ばなら、ごちゃごちゃ結果も考えずやりたいことをやればいい」ということでした。


   友よ想い通りにはいかない

   人生なんてそんなものだろう

   だけどもう一度だけ

   信念貫く覚悟で 頑張ってみないか

   夢を死ぬ気になって

   勝ち負け拘わらずに 追いかけてみないか


 歌詞のこの部分に一番共感し、「自分の信念をもって、これから精一杯人生を掛けて頑張ってみよう」と考えるようになりました。

 「まだまだこれから」という気持ちがあるうちは、人生を語ることよりも、挑戦者で居続けたいと思います。


 「The 2nd Life-第二の人生ー」の歌詞から感じたことは、「友よ人生を語る前に」よりも深く自分の人生を見つめ直すのだけれども、それを反省するのではなく、「まだまだ人生は続くから挑戦して頑張って行こう」というような希望でした。


   かけがえのないこの人生

   もうやり直しはきかない

   でも今日という日を迎えたこと

   それが全てなのさ


   心挫けたってt’s all right

   何度でもぶつかればいい

   努力したってって報われない

   そんな時もあるさ

   新たな未来へ生きる 2nd life


 歌詞のこの部分から、「どのような人生を歩んで来たとしても、やり直しはきかないのだから、まずは今日という日を迎えられたことに感謝をしよう。そして、自分自身の新たな未来に対しどんな不利益が起ころうとも、それを受け入れながら頑張りなさい」と言われているように感じました。その上で、これからの人生を、一日一日精一杯生きながら未来を築いていこうと思いました。


 この2つは、高見沢さんが60代で書かれた歌詞ですが、人生に対して「的を得ているなあ」と感じました。自分の人生で今の自分が置かれている状況、50代という立ち位置を改めて考えさせられました。だからと言って、人生後半のことを考えて卑屈になるのではなく、自分がやりたいことがあるのなら、それに向かって突き進む時間はいくらでもあると、これからの人生の希望も与えてくれました。

 自分の人生紆余曲折しながら、よくここまで生きてこられたなぁとつくづく思います。これからの人生に希望をもって、自分の人生を愛せるように頑張って生きていきたいと思います。


 自分の「2nd life」……どうなるか楽しみです。


信暁(2024年11月25日)