とどまる、感じる、ひらく

親子

2025年04月25日 16:01

子どもは、小さいとき親を必要とする

親は、年を取ったとき子どもを必要とする


子どもは、親の言ったことを聞こうとする

親は、子どもの言ったことに聞く耳を持たない


子どもは、親に従順であろうとする

親は、子どもを服従させようとする


子どもは、嘘をつくと怒られる

親は、嘘をつくと言い訳する


子どもは、怒られると罪悪感を植え付けられる

親は、怒られると開き直る


子どもは、親にバカにされると劣等感を感じる

親は、子どもをバカにして優越感を感じる


子どもは、親に酷いことをされて傷つきいつまでも覚えている

親は、子どもに酷いことをしてもすぐ忘れる


子どもは、躾と称して親にコントロールされる

親は、躾と称して子どもをコントロールする


子どもは、親の価値観を押し付けられる

親は、子どもに自分の価値観を押し付ける


子どもは、自由にしたいと思っている

親は、子どもの自由を束縛する


子どもは、親に反抗すると問題だと言われる

親は、子どもに反抗するのは元気がある証拠と言われる


子どもは、成人すると独り立ちしようとする

親は、いつまでも子どもであって欲しいと執着する


子どもは、年齢を重ねると家族が増えていく

親は、年齢を重ねると家族が減っていく


子どもは、自分の家族を大事にしたいと思っている

親は、子どもの家族より自分が大事と思っている


子どもは、年齢を重ねるとたくましくなっていく

親は、年齢を重ねると弱っていき寂しさを増す


子どもは、自分の人生を歩みたいと思っている

親は、年を取ると子どもが親の面倒を見るのは当たり前と思っている


 挙げればきりがないですが、親子の間では、以上のようなことのどれかが当てはまることが多いのではないでしょうか。こういったことのいくつかは、子どもにとってトラウマになり得るようなことです。トラウマは、決して特別なことではないのです。日常のちょっとした言動によって簡単になり得るものなのです。

 だから、自分の言動を見直し、自分の過去を見直すことがトラウマの解放にも繋がります。


 子どもは、親の所有物ではないのです。

 親子は、一番身近な他人なのです。


子どもは、子どもの人生を歩む。

親は、親の人生を歩む。


 お互いが尊重しあって生きていく。

 ただそれだけでいいのではないでしょうか。


信暁(2025年4月25日)