「RERAっぽ」について

 RERAっぽの「RERA(レラ)」はアイヌ語で風のこと。

「すべての存在とダンスするもの」を意味します。

 そして、おしりの「っぽ」はしっぽの「っぽ」。

 私たちの学びのフィールドであった、元NPO法人マイセラジャパンの初代理事長であった(故)手塚郁恵さんが、NPO発足前から出していた小冊子「くじらのしっぽ」から拝借しました。

 郁恵さんは、「いのちの行きたい方向に連れて行ってくれるのがワークでありワークはアートである」とよくおっしゃっていました。

 私たちの拠点となる中央林間のぽこぽこは、マイセラ発足前からたくさんの方がご自身の内面と向き合ってこられたフィールドです。

 このフィールドで、いらっしゃる方々と私たちの無意識が出会いご一緒に愛のダンスを踊れたら、こんなに素敵なことはありません。

 このフィールドは、いつでも私たちを、そしてもちろんあなたを待っていてくれます。

プロフィール

篠田 信暁(しのだ のぶあき)
 初めまして、RERAっぽの篠田信暁と申します。私が主にセッションで取り扱う分野は、発達的トラウマ(現在はPTSD、重度のトラウマを含まない)に対するアプローチです。セッションに来られた方の状態に合わせて、マインドフルネスをはじめ、認知行動療法、ソマティックな方法を使い、ポリベーガル理論に添った神経系にアプローチしながら行います。
 
 私は幼少のときに、「何かにつけて家族から怒られていた」、「家族が過干渉であった」、「躾と言いながら虐待まがいなことをされていた」などのことがあありました。それにより、「自分は怒られる時だけ人に構ってもらえる」、「自分が嫌だと思っても、相手にしてくれなくなるので我慢しなければならない」、「自分が良いことをしても誰も振り向いてもらえない」というコア・ビリーフが自分のアイデンティティとなるほど発達段階でのトラウマがあり、生きづらさを感じながら生きていました。
 これらのことが、あらゆる人間関係の問題となって出てきました。

 私は、人間関係の問題を解消して、生きづらさから解放されたいと思っているときに、手塚郁恵さんのことを知りました。私がお会いしたときは、NPOマイセラジャパンで理事長をされていたときです。郁恵さんは、ハコミセラピーのロン・クルツさんの本を初めて翻訳された方です。ホリスティック心理学をはじめ、ハコミセラピーと幅広くワークをされてきた方です。マイセラでは、ハコミをベースにしたマインドフルネスセッションをされていました。私も、マイセラでベーシックコース、アクティブコースを2年間受講した後、各コースにサポーターとしてサポートしているときに、郁恵さんからフィールドクリエイターになることを認められ、2015年に正式にフィールドクリエイターになりました。それからは、マイセラが解散する2019年まで、フィールドクリエイターとしてたくさんの方たちとワークをしてきました。

 残念ながら郁恵さんは、2021年に亡くなられましたが、その意志を継ぐのと同時に、私の中でトラウマセラピーをしたいという思いから、2024年4月に「RERAっぽ」を立ち上げました。

 生きづらさの奥には、愛着、境界線(バウンダリー)、コア・ビリーフ、レジリエンスなどの問題が隠れていることがほとんどです。安心・安全の場所で「いま・ここ」での自分自身を感じることでしか解放されません。

 私は、人は「必ず自分の力で立ち上がることができる」と信じています。そのためには、少しだけ視点を変えてください。「自分に優しくする」それだけでいいのです。

資格:理学療法士、整体カイロプラクティック師、スポーツトレーナー
   元NPO法人マイセラジャパン認定フィールドクリエイター
   SE(ソマティックエクスペリエンシング)認定講習受講中、初級終了。
 私は、これまで一般企業に勤めた後、スポーツクラブ、整形外科クリニック、整骨院、内科クリニック、病院、訪問リハビリの仕事、理学療法の仕事と並行してマインドフルネスによる精神療法にも従事してきました。資格は、スポーツドレーナー、整体師、理学療法士です。
理学療法士の仕事の中では、身体だけでなく、精神面でのサポートが必要な方に対して認知行動療法を行っていました。
身体的な仕事:26年、精神的な仕事:8年の経験があります。
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篠田 ゆり

 東日本大震災のあった2011年は、多くの方にとって転機になった年ではないかと思いますが、ちょうどその前年から、私自身もいままでの生き方ではもうにっちもさっちもいかないという状況にありました。カウンセリングを受けたりしながらもがき苦しんでいた頃、不意に自分の中から自分が喋ったとは思えない言葉が出てきました。そして、そこからその言葉通りに物事が展開していくことになったのです。その事実を目の当たりにしながらも、事実についていけないでいる以前のままの自分がいました。そこでハタと気づきます。これまで自分だと思っていた自分は表面の何かでしかなく、ほんとうの自分は内側にいるあの声を発した自分だと。これからはそちらの自分として生きていかないとダメなんだと。そして、まずそのほんとうの自分とつながることが目標になりました。

 カウンセリングではらちが明かないと感じ、箱庭、夢を絵にするなど、言葉を使わないセラピーをいろいろ試しました。そのうちヒプノセラピーにたどり着き、催眠で幼稚園の頃の自分をみているうち、いつのまにかこの世界を離れて、生まれる前の自分(!?)に出会っていました。「それがほんとうのあなたですよ」、そうセラピストさんに言われました。そこからそのセラピストの方に、真の自己について、非二元についてなどいろいろ教えていただき、自分でも瞑想をしたり本を読んだりしながら真実の探究を始めることになりました。

 ちょうどその頃、たまたま図書館で手にした『ハコミセラピー タオイズムと心理療法』という本を読み、深く感銘を受け、どうしてもこれをやってみたいと思いました。その本の翻訳者である手塚郁恵さんを訪ねたのは、ちょうど郁恵さんが理事長としてNPO法人マイセラ・ジャパンを立ち上げてからまだ日が浅い頃のことでした。マイセラではハコミセラピーそのものをやっているのではなく、マインドフルネスを軸にしてやっているとのことでしたが、とにかくここで学んでみようと思い、マイセラに通う日々が始まりました。

 マイセラではフィールドクリエイター養成講座であるベーシックコース、アクティブコースを受講し、自分のクラス以外にもサポートとして入らせてもらって、とにかくひたすらワークをしました。それと並行して、フォーカシング、ハコミ、プロセスワークなどのトランスパーソナル心理学とよばれる分野に惹かれ、いろいろなワークショップに参加したりして学びを深めていきました。2014年の春にマイセラでフィールドクリエイターに認定され、そこから2019年にマイセラが解散するまでは、フィールドクリエイターとしてたくさんの方々とワークをしてきました。マイセラ解散後は、長く携わってきた書籍の編集の仕事の傍ら、頼まれたときに個人セッションをするといった形で続けてきました。内観と真実の探究は、ずっと変わらず続いています。

 人が真剣に自分と向き合う姿や、エゴ(自我)の部分を超えた真の姿を垣間見せてくれるとき、そこにはほんとうの美しさがあります。この世界のひとりひとりが、自分のほんとうの美しさにふれ、そしておたがいの本質である愛としてつながり広がっていくことを願ってやみません。


元NPO法人マイセラ・ジャパン認定フィールドクリエイター/ヒーリングオフィス・ルシッドヒーリング講座修了/同カウンセリング講座修了/パスワークLS1修了
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